前回の記事で、価格改定は必須の作業だとお伝えしました。

Amazonに出品したまま価格改定を行わないないストアは、
言わば「店先に商品を出していない」ような状態です。
お客様が手にとって見やすい、買いやすい状態にしておかなければ、売れにくいのは当然ですよね。
価格改定のやり方
Amazonの価格改定はセラーセントラルの「在庫管理」から簡単に行えます。
商品価格を変更して、保存するだけで価格改定は終了します。
価格改定のコツ
利益を最大化する価格改定のコツは次のとおりです。
- 商品に合わせて柔軟な値付けをする
- 価格改定で在庫回転率を調整する
1.商品に合わせて柔軟な値付けをする
例えば、最安値でなければ売れない商品は、常に最安値に。
FBAで出品している商品なら、自己配送に合わせる必要はないのでFBAの最安値に合わせるなどです。
また、安値をつけている出品者が少なければ、無理に追いかけず高値に改定しておき、先に売らせる戦略もありえます。
このあたりはモノレートで過去の相場の動き、出品者数の推移などをチェックして行うのが確実です。
2.価格改定で在庫回転率を調整する
キャッシュフローの状態に合わせて価格改定を行い、在庫回転率を調節することは、安全に利益を拡大するために必要な視点です。
キャッシュフローに余裕があるのであれば、在庫回転率を犠牲にして少し高めの値付けにしておけば、利益率は上がります。
逆にキャッシュフローに余裕がなければ、少々利益率を減らしてでも、最安値付近で値付けしガンガン売らなければ破綻してしまいます。
時間効率を考え、どの程度労力を使うのか決める
とはいえ、商品が増えると、価格改定を完璧に行うことは不可能です。
例えば商品のカテゴリーや、FBAと自己配送、中古と新品など、
ある程度のグループごとに価格改定方針を決めて、機械的に改定することをおすすめします。
価格改定は必須の作業ですが、できるだけ時間を短縮して、仕入れにあてる時間を増やす事もまた利益最大化のためには必要です。
あなたの状況に合わせて最適なバランスを探っていきましょう。
次回は価格改定の問題点についてもお伝えします。

では、最後までお読み頂きありがとうございました。